ビッグファイブ 開放性が高い人へ:6つの側面のどれがスコアを押し上げたか
ビッグファイブ開放性を押し上げた細部の見つけ方。想像力・芸術的関心・情緒の豊かさ・冒険心・知的好奇心・自由主義の平均と「高い」の基準、強みと疲れやすい点を紹介します。
SCHROE編集部
土曜の午前、近所の木工工房の休憩時間。イェリンは紙やすりをかけていたまな板を置き、スマホをムジンに差し出しました。「ビッグファイブの開放性が70点だって。でも何で高いのか分からない。想像力があるなんて言われたことないし」。ムジンは画面を下にスクロールして一行を指さしました。「ほら、『冒険心』と『自由主義』が特に高く出てるって。想像の話はないよ」。
イェリンとムジンはこの記事のための架空の人物で、イェリンの点数は説明用の例です。ただし点数の計算方法、質問、比較基準は、schroe.kr のSCHROE(シュレー)ビッグファイブ(OCEAN)性格テストが実際に使っている質問ファイル・採点コード・基準ファイルからそのまま取っています。
ビッグファイブ 開放性は一つの数字に見えますが、中には6つの細部が入っています。同じ70点でも、想像の側が押し上げる人もいれば、未知の体験の側が押し上げる人もいます。この記事では5つの因子すべては説明せず、開放性の中でどの細部が点数を押し上げたかを読む方法と、開放性が高いときの強みと疲れやすい点だけを扱います。点数と「自分の位置」の違いや5つの軸の比べ方は、ビッグファイブ結果の読み方の記事にまとめてあります。
開放性24問、6つの細部に4問ずつ
SCHROE(シュレー)の質問は、公開質問プールIPIPの120問版(IPIP-NEO-120)から来ています。開放性には24問があり、6つの細部にちょうど4問ずつ分かれます。画面の名前と実際の質問例はこうです。
- 想像力:「生き生きとした想像力を持っている。」「空想にふけるのが好きだ。」
- 芸術的関心:「他の人が気づかないものにも美しさを見いだす。」「詩は好きではない。」(逆転採点)
- 情緒の豊かさ:「感情を強く経験する。」「他人の感情を感じ取る。」
- 冒険心:「決まりきった日常より変化を好む。」「変化を嫌う。」(逆転採点)
- 知的好奇心:「難しい読み物を読むのが好きだ。」「理論的な議論には興味がない。」(逆転採点)
- 自由主義:「絶対的な善悪はないと信じている。」「保守的な政治候補を支持する傾向がある。」(逆転採点)
24問のうち12問が逆転採点です。想像力の4問はすべてそのまま採点しますが、冒険心と知的好奇心は4問中3問が逆向きに書かれています。「変化を嫌う」に「まったく当てはまらない」と答えると、その答えは開放性を上げる側に入ります。
細部の点数も軸の点数も作り方は同じです。1〜5の回答の平均を0〜100に置き換えて四捨五入し(1は0点、3は50点、5は100点)、開放性の点数は24問全体の平均です。フルテストでは6つの細部がすべて4問なので、軸の点数は6つの細部の点数の平均とほぼ同じになります。一つだけ高い細部があれば軸を押し上げ、低い細部があれば押し下げます。
標準テストでは細部の点数は出ません
まず確認したいことがあります。細部の点数と「回答の中で目立つ細かな項目」は、フルテスト(120問)のときだけ表示されます。標準テスト(50問)は開放性から10問だけを使い、実際に選ばれる質問を数えると、想像力と自由主義は1問、残りの4つは2問ずつです。1〜2問では細部の高低は言えないため、サイトも標準テストでは軸の点数だけを見せています。開放性の説明ページにも「細部ごとの自分のスコアは、正式診断(120問)で見られます」とあります。
標準テストで開放性が高く出たなら、この記事は「どの細部か見当をつける地図」として使い、確認はフルテストで行いましょう。
同じ75点でも、細部ごとに位置が違う
フルテストの結果画面は、細部の点数の横に公開回答者の平均を一緒に表示します。比較基準はJohnsonが公開したIPIP-NEO-120の回答者410,376人の点数表です。開放性の6つの細部は、この平均がかなり違います。
| 細部 | 公開回答者の平均 | 細部75点のときの位置 | 「高い」になる最初の点数 | |---|---|---|---| | 想像力 | 68.78点 | 上位42% | 81点 | | 芸術的関心 | 65.7点 | 上位39% | 81点 | | 情緒の豊かさ | 69.64点 | 上位42% | 81点 | | 冒険心 | 53点 | 上位15% | 63点 | | 知的好奇心 | 65.99点 | 上位38% | 81点 | | 自由主義 | 46.94点 | 上位10% | 56点 |
フルテストの細部は4問なので、点数は6.25点刻み(56、63、69、75、81…)で出ます。最後の列は、そのうちパーセンタイルが65を超えて「高い」に分類される最初の点数です。
ここが開放性を読む核心です。想像力、芸術的関心、情緒の豊かさ、知的好奇心は、多くの回答者がすでに高く答える細部です。だから75点でも平均のあたり。逆に冒険心と自由主義は平均が50点前後なので、同じ75点が上位15%、上位10%まで上がります。
「目立つ細かな項目」の選び方
フルテストのレポートにある「回答の中で目立つ細かな項目」カードは、点数そのものではなく公開回答者の中の位置で選びます。ルールは3つです。
- パーセンタイルが65を超えれば高い、35未満なら低いとみなします。
- 50から12以上離れた細部だけが候補になります。
- 5つの軸の30の細部のうち、最も離れた3つまでを表示します。
だから開放性が高い人のカードに想像力が出にくくても、不思議ではありません。想像力は81点で初めて高いになりますが、冒険心は63点、自由主義は56点ですでに高いです。カードに出ない細部が低いという意味でもありません。他の軸の細部がもっと離れていれば、3枠はそちらに行きます。
イェリンの70点を細部に分けると
工房に戻ります。イェリンのフルテストの細部が、想像力75点、芸術的関心63点、情緒の豊かさ69点、冒険心81点、知的好奇心63点、自由主義69点だったとします。24問の回答を平均すると軸の点数は70点です。
点数だけなら想像力は2番目に高い。でも位置に直すと想像力75点は上位42%で平均のあたりです。冒険心81点は上位9%、自由主義69点は上位16%。イェリンの70点を平均より上に押し上げたのは想像ではなく、初めてのことに先に手が伸びる細部と、決まった答えを疑ってみる細部でした。ムジンが指さした一行は、まさにこの計算の結果です。
イェリンはうなずきました。「確かに。この工房も先月、やったことないからって申し込んだんだ。まな板もデザイン3回目」。ムジンは笑いました。「じゃあ今回は最後まで」。
細部ごとに違う強み
サイトは開放性が高いときの強みを「行き詰まった場面で別の可能性を出し、人に新しい視点を与えられます」と書いています。この強みがどこから来るかは細部によって違います。以下は質問の内容をもとにした読み方です。
- 想像力・芸術的関心が押し上げたなら:頭の中で先に場面を描き、人が見過ごす細部に良さを見つけます。企画の最初の絵や雰囲気づくりで力が出ます。
- 情緒の豊かさが押し上げたなら:自分の反応や相手の気分にすばやく気づき、同じ話も相手に届く形に変えるのが得意です。
- 冒険心が押し上げたなら:新しい道具、場所、手順をまず試します。やってみないと分からないことの最初の一歩に向いています。
- 知的好奇心が押し上げたなら:難しい文章や理論の話が退屈ではありません。問題を一段上から定義し直すのが得意です。
- 自由主義が押し上げたなら:「そういうものだから」をそのまま受け取りません。ルールがなぜできたのかを問い、別の基準も聞く余地を残します。
疲れやすい点も細部ごとに違う
同じレポートには注意点もあります。「アイデアが増えやすい分、最後までやる一つを選ぶことが大切です」。開放性が高い人がよく受ける誤解のキーワードは「落ち着きがない人」です。
この疲れも細部によって形が違います。冒険心が高い人は始めたことが積み重なり、仕上げが後回しになりがちです。知的好奇心が高い人は、決めるべき場面でもう一つ質問を出して話を長くすることがあります。自由主義が高い人は、慣れたやり方を守りたい人から「また変えるの?」と言われることがあります。情緒の豊かさが高いと、映画一本、会話一つの余韻が長く残り、一日のエネルギーを思ったより使います。
扱い方は意外と単純です。押し上げている細部が分かれば、その細部の次の一歩にだけブレーキをかければいい。イェリンのように冒険心が高いなら「新しく始める前に、今のものを一つ終える」、知的好奇心が高いなら「質問はメモに残し、決定は今日する」といった具合です。開放性を下げる必要はありません。どの細部が物事を広げているかを知り、順番を決めればいいのです。
最後に覚えておきたいこと
自由主義の4問のうち3問は、政治的な候補者や犯罪への対応についての質問です。元の質問プールからそのまま来ているため、この細部の点数は好みより社会的な態度に近いものです。また比較基準の公開回答者は英語圏のオンライン回答者が中心なので、この細部の位置は少し余裕をもって読むのがいいでしょう。
順番をまとめると、フルテストかを確認し、「詳しい点数」で6つの細部を公開回答者の平均表示と並べて見て、「回答の中で目立つ細かな項目」に開放性の細部が出ているかを確かめます。その細部が、あなたの開放性を動かしているエンジンです。
SCHROE(シュレー)ビッグファイブ(OCEAN)性格テストで自分の開放性の6つの細部を確かめる