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ビッグスリー 占星術の読み方:太陽・月・アセンダントの違いと見る順番

ビッグスリー 占星術の読み方:太陽・月・アセンダントの違いと見る順番

ビッグスリー 占星術の太陽・月・アセンダントは動く速さが違い、必要な情報も違います。同じ誕生日の二人の例で、月とアセンダントが分かれる理由と読む順番を解説します。

SCHROE編集部

3月15日の夜、会社近くの小さな食堂で、一つの誕生日ケーキにろうそくが二組立てられました。同じチームのジアンとハリンは、入社してから誕生日が同じだと知った二人です。生まれた年も1995年、生まれた場所もソウルで同じ。ケーキを切りながら誰かが言いました。「じゃあ二人とも魚座だね。性格も似てそう」。二人は顔を見合わせて笑いました。ジアンは朝の会議の前にメールを全部片づけておく人で、ハリンは締め切り前夜にいちばん冴える人だったからです。

その夜、二人はスマホでビッグスリーを並べて計算してみました。太陽は二人とも魚座。ところが月とアセンダントで分かれました。朝6時30分生まれのジアンは月が獅子座、アセンダントが魚座。夜9時10分生まれのハリンは月が乙女座、アセンダントが天秤座。同じ日に同じ街で生まれたのに、三つのうち二つが違っていたのです。

この記事は、その二つがなぜ変わるのか、そしてビッグスリーを手にしたときにどんな順番で読めば迷いにくいのかについての話です。星座ごとの意味をここで並べることはしません。それより先に知っておきたいのは、三つがそれぞれ別の時計で動いているということです。

三つは別々の時計で動いている

ビッグスリーとは、生まれた瞬間の空で三つのものがどの星座の区間にあったかを書き出したものです。太陽のあった場所、月のあった場所、そしてその瞬間に東の地平線から昇っていた場所(アセンダント)。どれも「星座」という同じ名札を付けていますが、動く速さがまったく違います。

一般的に、太陽は一つの星座に1か月近く、おおよそ30日とどまります。だから誕生日がわかれば太陽星座はほぼ決まり、雑誌の占いでいう「自分の星座」もふつうはこの太陽です。月はずっと速く、一つの星座を約2.5日で通り過ぎます。2日半ごとに名札が変わるので、日付だけでは月を言い切れない日が出てきます。アセンダントはさらに速い。地球が1日に1回転するあいだに12星座が順番に東の地平線を通るので、平均すると2時間前後で変わります。ただしこの時間は均等ではなく、生まれた場所の緯度や季節によって、1時間ちょっとで過ぎる星座もあれば、3時間近くとどまる星座もあります。

この速さの違いは、そのまま「正確さに必要な情報」の違いです。太陽には日付、月には日付とおおよその時刻、アセンダントには正確な時刻と場所が要ります。ですから、ビッグスリーを初めて手にしたときにまず問うべきなのは「これはどういう意味?」ではなく「この三つのうち、どこまで信じていいのか」です。

ジアンとハリンの一日を5分刻みで広げてみる

言葉だけではイメージしにくいので、二人が生まれた1995年3月15日のソウルの一日を5分刻みで計算してみました。SCHROE(シュレー)のビッグスリーが使っている計算関数をそのまま持ってきて、ソウル時間を世界標準時に直す手順まで同じように動かした結果です。

図の左の帯、太陽は一日中魚座の一色です。24時間のあいだ、太陽は星座の境目を越えませんでした。真ん中の帯、月は昼の12時55分に色が変わります。それより前に生まれれば月は獅子座、後なら乙女座です。右の帯、アセンダントは一日で12区間すべてを通り過ぎます。ジアンが生まれた朝6時30分は魚座の区間(明け方5時50分〜朝7時5分)、ハリンが生まれた夜9時10分は天秤座の区間(夕方7時5分〜夜9時30分)に入っています。この日のソウルでは、いちばん短い区間は1時間ちょっと、いちばん長い区間は2時間半ほどでした。

ここから二つのことがわかります。一つは、同じ日に生まれても月が分かれることがあるということ。月が2日半に一度変わるなら、およそ2日半に一度は「一日のうちに境目を越える日」が来ることになります。その日に生まれた人にとって、月は時刻があって初めて決まります。もう一つは、アセンダントは数十分の差でも変わるということ。ジアンが6時30分ではなく7時10分に生まれていたら、アセンダントは牡羊座でした。出生記録が「朝7時ごろ」のようにおおよそでしか残っていないなら、アセンダントは隣り合う二つの星座のどちらか、と見るほうが正直です。

SCHROE(シュレー)のビッグスリーの入力画面は、生年月日・出生時刻・出生地をすべて埋めないと結果に進みません。アセンダントを計算するには、その場所の緯度と経度が必要だからです。入力した時刻は、その場所のタイムゾーンを基準に世界標準時へ直してから計算に入ります。一方で、時刻なしで保存された記録を計算し直すとき、コードは昼の12時を基準にします。ジアンとハリンの誕生日を正午で入れると、月は獅子座、アセンダントは蟹座。二人のどちらの本当のビッグスリーとも一致しません。時刻がわからないなら、正午で埋まったアセンダントを自分のものと信じるより、その欄をいったん空けて読むほうが安全です。

読む順番その1:確かな欄から

ビッグスリーを受け取ると、多くの人はアセンダントから見ます。いちばんなじみがなくて気になるからです。けれど先ほどの一日を思い出すと、順番は逆のほうがうまくいきます。いちばん確かな太陽から始め、月が境目の日にかかっていないかを確かめ、アセンダントは時刻が確かなときにだけ重みを置く。

太陽は、誕生日が星座の境目の日付にかかっていない限り、ほとんど揺らぎません。月は、自分の誕生日が2日半の周期のうち境目にあたる日かどうか、一度確かめておく価値があります。時刻を1〜2時間前後にずらして入れてみて、月が変わらなければ安心していいし、変わるなら出生時刻を確かめ直す理由ができたということです。アセンダントは同じやり方で30分前後を入れてみます。そのままなら信じていい。変わるなら「二つのうちどちらか」として読みます。

面倒に見えても理由があります。ビッグスリーの解釈は三つを重ねて読むやり方なので、一つが違うと残り二つの読みまで見当違いの方向に引っぱられてしまうのです。正午で埋まったアセンダントを信じて「自分はもともとこういう人だったんだ」と受け入れたあとで、本当の出生時刻がわかってアセンダントが変われば、それまで積み上げた理解がまるごと揺らぎます。

読む順番その2:三つが照らす場面は違う

確かな欄を見分けたら、いよいよ解釈です。ここにも順番があります。三つを「性格の三つのかけら」として一度に合わせようとすると、矛盾したような結果になります。代わりに、それぞれが主にどんな場面を照らすのかを分けておくと、ずっと迷いにくくなります。

アセンダントは、扉を開ける場面です。初めて行く集まり、初出勤、初めてメッセージをやりとりする瞬間のように、まだお互いを知らないときに先に外へ出ていく反応。ジアンとハリンのチーム長が入社1週目の二人をまったく違う印象で覚えていたなら、それはこの欄に関わっています。アセンダントは一日単位でいちばん速く変わる欄なので、「その瞬間の空」をいちばん鋭く写し取ります。だからこそ、長く付き合った人ほど、アセンダントだけではその人を説明しにくくなります。

太陽は、時間をかけて積み重なる場面です。何か月、何年という単位で何に向かって動いていくのか。長く一緒に働いた同僚が「あの人は結局こういうことを大事にしてるよね」と言うような部分です。ジアンとハリンが二人とも魚座だということは、この長い方向性で重なるところがあるかもしれない、という意味であって、毎朝の姿まで同じだという意味ではありません。

月は、一人になった場面です。一日が終わって扉を閉めたあと、疲れたとき、傷ついたときに戻っていく場所。親しい人でないとなかなか見えない欄なので、会社の同期より、一緒に暮らす家族や長く付き合う恋人のほうがよく気づきます。ハリンの月がジアンと違うということは、二人が仕事のあとに回復するやり方が違うかもしれない、というヒントになります。

こう分けると、「アセンダントはこうだって言うけど、私はそうじゃない」という戸惑いもほどけます。アセンダントが語っているのは最初の場面の自分で、いまその文章を読んでいる自分は、もう長く生きてきた自分か、一人でいる自分かもしれないからです。どの場面の自分を思い浮かべて読んでいるのかを先に決めれば、三つがぶつかり合うことはありません。

二人をもう一度見てみると

ケーキの前の一言に戻りましょう。「二人とも魚座だから性格も似てそう」は半分だけ正しい言葉です。太陽が同じなので、長く見ていれば似たところが見えてくるかもしれません。けれどジアンの一日を開く反応とハリンの一日を開く反応は別の欄から来ていて、二人が一人で回復するやり方もまた別の欄から来ています。朝型か夜型かを星座で決めつけることはできませんが、少なくとも「同じ星座なのに、どうしてこんなに違うの?」という問いには答えが出ます。同じだったのは三つのうち一つだけだったのですから。

その夜、ハリンは母親にメッセージを送って出生時刻を確かめました。「9時10分で合ってるよ。病院の記録にある」。ジアンは母子手帳に書かれた「朝6時半」という文字を写真で受け取りました。二人とも確かめ終えてから、ようやくお互いのビッグスリーを真剣に読み始めました。読む順番が決まると、話の中身が変わりました。「仕事のあと、どうやって休んでる?」という質問が、誕生日のお祝いの次の会話になったのです。

ビッグスリーは、自分がどんな人かを決めてくれる答案用紙というより、同じ自分を三つの場面に分けて見せてくれる地図に近いものです。地図は縮尺が合っていてこそ役に立ちます。太陽は日付で、月は境目を確かめた日付と時刻で、アセンダントは確かな時刻と場所で。この順番を守れば、三つは互いを打ち消さずに重なって見えてきます。

自分の出生時刻と場所を入れて確かめてみたい方は、ビッグスリー(太陽・月・アセンダント)を計算するから始めてみてください。

読み終えたら実際に試してみる

ビッグスリーを計算する

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