ISTP 猫 性格の見分け方:自分で確かめて、自分から近づく猫のサイン
ISTP猫はニオイで直接確かめ、距離をとってから自分で近づきます。猫MBTIの実際の質問で見るI・S・T・Pのサインと、ISFP猫・ISTJ猫との違いをまとめました。
SCHROE編集部
雨が上がった日曜の午後、ウンチェのリビングに新しい木製の爪とぎが置かれました。モカはキャットタワーのてっぺんから降りてきません。10分ほど眺めているだけで、ウンチェが台所へ席を外したところで、ようやく床に降りて爪とぎの周りを一周しました。長いことニオイを嗅ぎ、前足で角を二、三度押してみて、一度だけ爪を立ててから、また窓辺の定位置に戻りました。ウンチェが「モカ」と呼んだときは、耳が一度動いただけ。その夜、ウンチェがSCHROE(シュレー)の猫MBTI診断をしてみると、結果はISTPでした。
ウンチェとモカはこの記事のために作った架空の飼い主と猫です。一方、以下に出てくる質問、選択肢、重み、点数の計算方法は、schroe.kr の猫MBTI診断が実際に使っている質問ファイルと採点コードからそのまま取っています。
ISTP 猫の性格を見分けるのに必要なのは性格の説明文ではなく、家で毎日見られるいくつかの行動です。この記事では、診断の質問が実際に何を聞いているかをたどりながら、自分で直接確かめ、距離をとり、やがて自分から近づいてくる猫が、どんな答えを集めてISTPになるのかを整理します。最後に、間違えやすいISFP猫・ISTJ猫と一文字ずつ比べます。
診断が読むもの:家の中の40の場面
SCHROE(シュレー)猫MBTIの質問プールは100問です。4つの軸(E/I、S/N、T/F、J/P)に25問ずつあり、診断を始めるたびに軸ごとに10問をランダムに選び、合計40問を聞きます。同じ猫でもう一度診断すると、質問の一部が入れ替わります。
回答は2つの選択肢の間の7段階スライダーで選び、-3から+3の値がつきます。質問ごとに重みも違います。各軸に重み0.8が6問、1が9問、1.2が6問、1.5が4問あり、重い場面ほど結果を大きく動かします。軸の点数は「回答値 × 方向 × 重み」を足し、その軸で出せる最大値に対する割合に直したものです。
覚えておきたいことが一つ。各質問には方向の値があり、ふつうはAの選択肢がE・S・T・J側ですが、逆向きに採点される質問もあります。S/N軸に4問、T/F軸に1問がそうです。あとで個別に取り上げます。
I:距離をとって見守り、一人の時間に落ち着く猫
E/I軸は25問すべてでAの選択肢がE側です。だからISTP猫のIはBを選ぶときに積み上がります。重み1.5の最も重い場面は4つ。お客さんが来ると隠れたり別の部屋に逃げたりするか、一人でおもちゃで遊ぶ方が好きか、他の猫や動物とは距離を保つか、名前を呼ぶと耳を少し動かすだけでその場にとどまるか。
家で確かめやすいサインは距離です。飼い主がソファにいるとき、くっつくより適度な距離で自分の場所にいるか。新しい家族が来るとしばらく遠くから観察するだけか。一日中一人でいてもあまり変わらないか。モカがタワーの上から爪とぎを見下ろしていた10分が、まさにこの軸の場面です。
ただしIは「人が嫌い」という意味ではありません。診断が聞いているのは、先に近づくか、見守ってから自分のタイミングで来るかの違いです。
S:まずニオイを嗅ぎ、いつものやり方で確かめる猫
ISTPのSは、この記事の中心である「直接確かめる」に最も近い部分です。S/N軸の重み1.5の質問を見ると性格がよく分かります。お気に入りのルートを繰り返しパトロールするか、決まった数か所を交互に使うか、同じおもちゃをずっと好きでいるか、エサを見つけたら食べる前にまずニオイを嗅いで確認するか。どれもAがS側です。
新しい物の前での様子も分かれます。新しいおもちゃにはまずニオイを嗅いで慎重に近づく、初めてのおやつはじっくりクンクンして慎重に味見する、狩りごっこでは同じパターンで待ち伏せして飛びかかる、がS側の答えです。
逆向きの4問は特に注意して読みましょう。箱やカバンにはとりあえず絶対入ってみる、動く画面を集中してじっと見つめる、慣れた部屋の新しいおもちゃに近づいて触る、見慣れた持ち物は無視して新しい物だけ確認する、というAの選択肢はSではなくN側に数えられます。つまりISTP猫の「直接確かめる」は「新しい物なら何でも飛びつく」ではなく、鼻と前足で一つずつ確かめてから、いつものやり方に戻る姿に近いのです。
T:雰囲気より実際の行動に反応する猫
T/F軸はほとんどの質問でAがF側なので、ISTPのTもBから生まれます。重い場面は、飼い主の声が低くなってもそれまでのことを続けるか、飼い主が体調を崩してもいつもと変わらないか、他の動物を触ってきた手に特に反応しないか、「プレゼント」を持ってくる行動がほとんどないか、です。
自分から近づく様子はこの軸によく表れます。なでている手を止めると、もう一度こすりつけずに休むか場所を移るか。声のトーンより実際の行動が変わったときに反応するか。近さの表し方は同じ空間にいるだけで十分か。この軸で唯一方向が逆なのは、一緒に休んでいる間「体をくっつけずに休む」というAの選択肢です。この質問ではAがT側です。
T側の答えが多くても、情が薄いという意味ではありません。近づくタイミングと方法を猫が自分で選ぶ、という意味に近いのです。
P:決まった時間割より、その日のリズムに従う猫
J/P軸は25問すべてでAがJ側です。ISTPのPはB、つまり「その時々」の答えで積み上がります。重い場面は、一日の日課が気分で変わるか、ルールや禁止エリアを状況次第で無視することもあるか、トイレの時間帯が不規則か、新しい場所にあちこちマーキングするか、です。
暮らしの中では、寝る場所が毎日変わる、家の中の移動ルートが毎回違う、キャットタワーを決まった用途以外にもいろいろ使う、といった形で見えます。面白いのはSとPが一緒にあることです。物の確かめ方は慣れた方(S)なのに、一日の順番は柔軟な方(P)。この組み合わせが、ISTP猫を「落ち着いているのに予測しにくい」猫に見せます。
ISTP側の答えをひと目で
| 軸 | ISTP側 | 重み1.5の場面でのISTP側の選択肢の例 | 読むときの注意 | |---|---|---|---| | E/I | I(Bの選択肢) | お客さんが来ると隠れたり別の部屋に逃げる | 25問すべて同じ方向 | | S/N | S(ほとんどA) | 食べる前にまずニオイを嗅いで確認する | 箱・画面・新しいおもちゃ・持ち物の4問はAがN側 | | T/F | T(ほとんどB) | 飼い主が体調を崩してもいつもと変わらず行動する | 「体をくっつけずに休む」の1問はAがT側 | | J/P | P(Bの選択肢) | トイレの時間帯が不規則で予測できない | 25問すべて同じ方向 |
ISFP猫・ISTJ猫とは一文字違い
ISTPと最も間違えやすい2つのタイプは、一文字だけが違います。だから比べるときも、その1軸だけ見れば十分です。
- ISFP猫とはT/Fの1軸が違います。 どちらも距離をとり、ニオイで確かめ、その日のリズムに従います。違いは飼い主の気分に反応するかどうか。声が低くなるとそばに来て体をこすりつけ、なでる手を止めるとまた頭を押しつけ、ふみふみや頭突きが多いなら、F側の答えが積み上がってISFPに傾きます。
- ISTJ猫とはJ/Pの1軸が違います。 どちらも一人の時間が落ち着き、確かめ方は丁寧で、感情表現は淡々としています。違いは一日の順番。ごはん・遊び・昼寝を決まった時間に求め、決まった爪とぎでだけ爪をとぎ、毎日同じ場所で寝るなら、J側の答えが積み上がってISTJに傾きます。
診断は40問をランダムに選ぶので、ある軸が50%付近にある猫は、もう一度診断すると隣のタイプに変わることがあります。結果画面の軸ごとのパーセントが50%に近い軸があれば、その軸の重い場面を数日見守ってから再診断するのがおすすめです。同点のときは、その軸で最後に片方へ傾いた答えの文字を使い、それもなければ最初の文字に決まります。
モカの一日をもう一度見ると
翌週末、ウンチェは結果画面をそばに置いてモカをもう一度見守りました。新しい爪とぎは毎日使うけれど、使う時間は日によって違います(P)。初めてのおやつは相変わらずまず長くニオイを嗅ぎ(S)、ウンチェがソファに横になると隣のクッションの端に陣取りました(I)。なでていた手を止めるとモカは伸びをして窓辺へ行き(T)、1時間ほどして自分から戻ってきてウンチェの足元に寝そべりました。
ウンチェが変えたことは一つだけ。新しい物を家に入れるとき、モカの前に差し出さず、置いてから席を外すこと。自分で確かめる時間をもらうと、モカが近づいてくる速さはむしろ上がりました。
知っておきたい限界
猫MBTIは飼い主が見た行動を整理する道具で、診断ではありません。同じ猫でも、引っ越しや新しい同居動物、季節によって答えが変わることがあります。隠れる時間が急に長くなったり、食欲・排せつ・呼吸の変化が一緒に見られたりするなら、性格より先に健康を確かめてください。
SCHROE(シュレー)のISTP猫タイプページで、モカのような猫の特徴をもっと見る